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- 科名・属名 : カキノキ科 カキノキ属
- 特徴 :
高さ3〜10mの落葉中高木。
若枝は無毛。
葉は互生、葉身は卵状楕円形〜狭卵形、長さ7〜13cm、幅3〜5cm。先は鋭尖頭、基部はくさび形、全縁で縁は波打つことが多い。質は膜質〜紙質、頴面は淡緑色で脈柄や脈沿いに白毛が多少ある。葉柄は長さ8〜17mm、無毛か疎らに軟毛がある。
花は今年枝の葉腋に雄花が1〜7個が集散状につく。花柄は長さ1〜3mmで、無毛。雄花の花冠は4個、黄緑色で、長さ約6mm、幅約3mm。萼は長さ約4mm、萼裂片は4個、卵形〜広三角形で鈍頭〜鋭頭、時に凹形、長さ約2mm、幅約1mm。花後肥大し、裂片は長さ13〜14mmになる。雄しべは14〜16個、花糸は短く、多少毛があり、葯は長くてわずかに毛がある。雌花は不明。
果実(肉質〜液質の液果)は扁球形、黄褐色で、径2〜4cm。
- 分布・生育地 :
沖縄(八重山諸島) (国外:台湾) 山地林内
- 花期 : 3〜4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体(果実) 2011年12月13日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・果実 2010年9月11日 同 上 下・葉 2011年12月13日 同 上
- 撮影記 :
西表島で果実は何度か目にして撮影したが、花の時期である春には気づかず未撮影になっている。
比較的少ない種のようで、自生地は1ヶ所しか知らないが、数メートルの高さに咲く小さな花の写真はこれからの宿題だ。
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