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 - 科名・属名 : カキノキ科 カキノキ属
  
 - 特徴 :
  高さ4〜10mの常緑小〜中高木。 
 樹皮は黒褐色で平滑。若枝は初め微毛がある。 
 葉は互生、葉身は楕円形、長さ5〜17cm、幅3〜9cm。先は円いか少し突き出て鈍端、基部はくさび形、縁は全縁。質は薄い革質、濃い緑色で光沢があり、裏面は淡緑色、両面無毛。 
 花は雌雄異株。雄花は1〜3個が束生し、ほぼ無柄。花冠は円筒形で先は4裂し、白〜黄橙色、外面には柔らかい毛を密生する。萼は倒円錐状で、外面に黄褐色の粗い毛を密生し、径約4mm、5裂し、裂片は広三角形、長さ約1.5mm。雌花は萼裂片が長さ約3mm、先が反曲する。 
 果実(液果)は扁球形、径2〜4cm、初め黄褐色の毛があるが後無毛、黄橙〜黒色に熟す。果実は有毒。  
 - 分布・生育地 :
  九州(徳之島以南)〜沖縄 (国外:中国(雲南省)、台湾(北部)、東南アジア、フィリピン、ミクロネシア、オーストラリア)  海岸〜山地の石灰岩地の林内  
 - 花期 :   4〜6月?
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体1 2013年5月28日  沖縄県石垣島  中1・全体2、中2、3・花    同  上  (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック)  中4・果実1 2017年4月9日    同  上  (中4は拡大写真あり、写真をクリック)  中5・果実2 2016年5月12日  沖縄県うるま市  左下・萼 2019年2月7日    同  上  右上・葉1 2013年5月28日  沖縄県石垣島  右下・葉(裏) 2013年5月28日  沖縄県石垣島  沖縄県うるま市  
 - 撮影記 :
 
 花の時期は気がつかないことが多いが、黄橙色に熟した果実の頃よく目にし、かなり長い間残っている。 
 花をあまり目にしていなかったので少ない種かと思ったが、沖縄では割合に普通種のようである。
 いかにも食べられそうであるが、有毒とのことで、かっては魚毒として用いられたようだ。  
 
  
 
  
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