アカバナエゾノコギリソウ(赤花蝦夷鋸草)

Achillea alpina subsp. pulchra



  • 科名・属名
  • : キク科 ノコギリソウ属

  • 特徴

  •  草丈70〜90cmの多年草。
     葉は中部のものの縁に細かい鋸歯があるか浅裂する。葉の基部には1〜2対の目立つ葉片がある。
     頭花は散房状に多数つき、普通紅色であるが濃淡が著しく、径13mm程度。

  • 分布・生育地

  •  北海道  海岸の草地

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1990年7月8日 北海道小樽市

  • 撮影記

  •  北海道には何種かのノコギリソウの仲間があるが、どれもよく似ていて、花の色も白から淡紅色まで幅があることから同定が難しい。
     小樽の海岸で撮影したこの花、北海道の花の写真家の梅沢さんの「新北海道の花」(北海道大学出版会、2,940円)の記述を見て、本種に間違いないと確信した。
     余談になるが、この本は北海道の花のほとんどが網羅されており、北海道の花を調べるには最高の図鑑だ。

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