アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊)

Cirsium vulgare


アメリカオニアザミ1

  • 科名・属名 : キク科 アザミ属

  • 特徴 :
     草丈50〜150cmの2年草。帰化。
     茎は直立し、上部で分枝し、刺の著しい翼がある。
     根出葉は花時には枯れ、茎葉は楕円形で、羽状中裂し、裂片は3〜6対。縁のほか上面に刺が密生し、基部は茎を抱く。
     頭花は直立して数個が総状につき、筒状花は長さ3〜3.5cm。総苞は卵状球形で、幅3〜4cm、長さ2〜4cm、総苞片は8〜9列、反曲〜開出する。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ原産)(北海道〜四国に帰化) (国外:南半球も含め世界の温帯域に広く帰化)
     道端、河川敷、原野

  • 花期 : 7〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2015年7月19日  神奈川県川崎市
     中上・全体2 2009年7月5日  東京都日野市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリッ)
     中中・花、中下・総苞    同  上
     左下・冠毛 2020年10月7日  栃木県佐野市
     右上・葉 2015年7月19日  神奈川県川崎市
     右下・茎    同  上

  • 撮影記 :
     キク科の帰化植物はかなりの数に上るが、アザミ属(Cirsium)は何種類もない。
     よく見かけるのはこの花だけで、しかも関東周辺だけに多いようだ。
     帰化植物の例に漏れず、道端やフェンスのわずかなすき間に、全身刺の鎧をまとった姿で生えている。
     花期は意外と早く、国産のアザミが増えてくる秋には、花はすっかり終わっている。

  • 葉

    茎

    同じ科の仲間の花
アメリカオニアザミ2

花

総苞

冠毛