アズマギク(東菊)Erigeron thunbergii |
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草丈10〜30cmの多年草。 根出葉はロゼット状になり、へら形で長さ長さ5〜8cm、幅1〜2cm。先は円く、基部はへら形でやや厚く、縁に毛がある。花をつける茎の根出葉はやや小さい。 頭花は花茎の先に1個つき、淡紫色で径3〜3.5cm。総苞は半球形、総苞片は3列で狭披針形で密に軟毛がある。 花の色は変化があり、濃いもの(下右の写真)、白いもの、 シロバナアズマギク(f. leucanthus)がある。 本州(中部地方以北) 乾いた草原 2008年5月25日 岩手県下閉伊郡 上は拡大写真あり、写真をクリック 中、下右 同 上 下左 1986年5月18日 新潟県佐渡ヶ島 ある花を求めてやってきた岩手県、林を抜けたなだらかな草地にピンクの絨毯を敷き詰めたようにこの花が広がっていた。これだけの群落に出会うのは初めてだった。 初夏の東北路、初めての花との出会いも嬉しかったが、見知った花のこういう光景も忘れがたいものとなった。 名前の通り中部地方以北の東日本に分布し、山地の草原や海辺の草地に生えるが、手入れをされた草地ではこのように見事な群落が成立する。 小雨のせいか訪れる人もない貸切状態、花色の違いなどを楽しみながら至福の時を過ごした。 同じ科の仲間の花 |
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