ビッチュウアザミ(備中薊)

Cirsium bitchuense


ビッチュウアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈1〜2mの多年草。
     茎は太く上部でよく分枝し、密に細毛がある。
     根出葉は花時には枯れ、茎葉は披針状楕円形で、羽状中裂するか鋸歯縁。しばしば鎌形となり、基部は僅かに茎を抱く。
     頭花は細い枝先に直立または斜上して多数つき、花冠は紅紫色で長さ17〜18mm。総苞は筒状で幅6〜8mm、総苞片は煉瓦状に重なり、著しく粘る。

  • 分布・生育地

  •  本州(兵庫県西部〜中国地方)
     山地の林縁、川岸

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年11月15日 島根県出雲市
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  11月半ば、野菊の撮影で島根県のある渓谷を訪れた。
     紅葉を狙うカメラマンの群れを離れ、一人花の撮影に向かう。
     目的の菊以外他の花は期待はできない。早々に戻る途中川岸に咲き残りのアザミを見つけた。
     この地域ならではのアザミかもと撮影し、調べるとどうやら本種のようだ。

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花