ブクリョウサイ(茯苓菜)

Dichrocephala integrifolia


ブクリョウサイ

  • 科名・属名
  • : キク科 ブクリョウサイ属

  • 特徴

  •  草丈20〜25cmの1年草。
     茎はよく分枝する。
     葉は互生し、頭大羽状に中〜深裂し、長さ9〜13mm、幅4〜cm。質は薄く、両面に毛があり、下部のものは長柄がある。
     頭花は枝先に総状につき、径約2.5mm。花冠は白色の筒状の両性花からなる。頭花には長い柄がる。

  • 分布・生育地

  •  本州(八丈島、紀伊半島)、四国〜沖縄
     林縁、道端

  • 花期
  • : 3〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年3月1日 沖縄県国頭郡
     下 2006年5月27日 鹿児島県屋久島

  • 撮影記

  •  目立つ花ではないが何故か惹かれるものがあり、ぜひ目にしたいものだと思っていた。
     分布は南に偏しているため、屋久島や南西諸島に出かけた時は、できるだけ気をつけて見ていた。
     その甲斐あって、屋久島の有名な観光スポットの駐車場際で、たった1株だけであったがこの花に出会い、その後沖縄や奄美でも何度か見かけることができた。
     ブクリョウサイ(茯苓菜)のブクリョウとは、マツの根について腐らせる菌で、利尿効果のある漢方薬とされているが、この花にそれに似たところがあるのだろうか。

    同じ科の仲間の花
花アップ