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- 科名・属名 : キク科 ブタナ(エゾコウゾリナ)属
- 特徴 :
草丈25〜80cmの多年草。帰化。
茎は分枝しないか、1〜3本程度の場合が多い。基部を除き無毛で、鱗片葉が疎らに互生する。
葉は全て根生し、葉身は倒披針形、長さ6〜11cm、幅1.5〜4.5cm。先は円頭、縁は浅〜中裂し、裂片は鈍頭〜円頭。両面や縁に剛毛が密生する。
頭花は黄色、径3〜4cm。総苞は長さ1.5〜2cm。総苞片は3列で斜上し、背面中肋は無毛か剛毛を散生する。
果実(痩果)には長さ3〜6mmの冠毛柄がある。
別名 タンポポモドキ
- 分布・生育地 :
帰化(ヨーロッパ原産)(日本全土に帰化) (国外:ほぼ世界中に帰化) 道端、空地
- 花期 : 6〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1999年6月9日 新潟県柏崎市 中上・全体2 2009年6月13日 熊本県阿蘇 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花 2020年10月12日 神奈川県川崎市 中下・総苞、左下・冠毛 同 上 右下・葉 2009年6月13日 熊本県阿蘇
- 撮影記 :
ブタナ(豚菜)などという和名を付けられたこの花、昭和の初め頃帰化しているのが見つけられた。
これまで出会ったのは北日本の場合が多く、初夏の頃長い花茎を多数上げ黄色の花を咲かせている姿はかなり目立った。
西日本には少ないのかと思っていたが、6月九州を訪れると、あちこちでこの花が見られた。この花のピークに来なかっただけのようで、全国的に広く帰化しているようだ。
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