ダイニチアザミ(大日薊)

Cirsium babanum


ダイニチアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの多年草。
     茎は普通分枝せず、上部に薄くクモ毛がある。
     根出葉は花時にも枯れず、茎葉は楕円状披針形で長さ10〜20cm。羽状中〜深裂し、裂片はさらに欠刻状に切れ込み、基部は茎を抱く。
     頭花は単生して点頭、紅紫色で大きい。総苞は椀形で径35〜40mm、長さ17〜18mm。総苞片は5列、外片、中片は開出あるいは反曲し、粘らない。

  • 分布・生育地

  •  本州(北アルプス北部、頚城山地)
     亜高山帯〜高山帯の草地

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年9月7日 長野県白馬岳
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  夏山のピークである7月下旬〜8月中旬頃、アザミ類は咲いていないかあまり目につかない。
     しかし、9月上旬に訪れた白馬大池、周辺の草地にはアザミの紅紫色がやけに目だった。
     このアザミはあまり草丈も高くなくこじんまりまとまっていて、絵になるし撮りやすい。大きく反り返る総苞片も特徴だ。

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花