エンシュウハグマ(遠州白熊)Ainsliaea dissecta |
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草丈10〜30cmの多年草。 葉は茎の中部以下にやや輪状につき、円形で長さ2.5〜6.5cm、掌状に3〜5深裂し、さらに中裂するか鋸歯がある。葉には2.5〜8.5cmの葉柄がある。 頭花は総状または複総状につき、花冠は白色でやや淡紅色をおびることもあり、径約8mm。総苞は長さ約1cm、小花は3個。 本州(静岡〜愛知県) 山地の乾いた林下 1998年8月23日 静岡県天城山 下 同 上 この花は私の出身高校の校章にもなっていて、とても親しみを感じる花だ。 高校生の頃は昆虫少年だったため、この花にもそう興味はなかったのだが。 菊の葉のような切れ込んだ葉、薄っすらピンクを帯びた花は、この属の中でもピカイチだ。 特に、天城山で見た株は、写真のように濃いピンクで、見事なものだった。 ただ、静岡県から愛知県にしか生育しない分布の狭い花で、簡単に見てもらえないのが残念だ。 同じ科の仲間の花 |