エゾオグルマ(蝦夷緒車)Senecio pseudoarnica |
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草丈30〜60cmの多年草。 茎は太く直立して柔らかく、根元から分枝する。 根出葉は花時には枯れ、中ほどにつく葉が一番大きく、倒卵状長楕円形〜長楕円形で、長さ12〜15cm、幅4.5〜5.5cm。光沢があり、先は鈍頭、縁には小さな鋸歯がある。 頭花は散房状に多数つき、径3.5〜5cm。舌状花は黄色で、長さ1.7〜2.4cm。総苞は半球形で、線形の苞が多数つく。 北海道〜本州(青森県) 海岸の砂地、礫地 1990年8月5日 北海道根室市 下 1983年7月20日 北海道礼文島 風が強いため背丈の低い植物が多い海岸線では、大きい株は50cmを超えるこの花は、全体に多肉質で、葉には光沢があり、豪壮という言葉がぴったりする。 7月末から咲き初めるが、花期としては8〜9月で、秋の花が中心となりやや寂しくなった北海道の海岸を彩ってくれる。 同じ科の仲間の花 |