フォーリーアザミ(ふぉーりー薊)

Saussurea fauriei


フォーリーアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 トウヒレン属

  • 特徴

  •  草丈1〜2mの多年草。
     茎は直立し、縮れた細毛が密に生え、葉から垂れた翼がある。
     葉は卵形〜楕円状披心形で、長さ10〜20cm。先は尖り、縁には硬い鋸歯があり、基部は心形〜くさび形、裏面には白いくも毛が密生する。
     頭花は密な複散房状になって多数つき、筒状花のみからなり、紅紫色で径約1cm。総苞は細い筒形で長さ10〜12mm、径約4mm。総苞片は5列、外片は卵形で先は円い。

  • 分布・生育地

  •  北海道
     海岸〜山地の日当たりのいい岩場

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1992年8月8日 北海道知床半島
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  知床半島の海岸の岩場の上でトウヒレンの仲間が咲き始めていた。
     この仲間の同定は難しく苦手としていたことや、咲き始めだったこともあり、わずかなカットしか撮影しなかった。
     当初エゾトウヒレンとしていたが、総苞片のアップを見ると先が尖っていない。どうやらこの花のようだ。
     以降、この花には出会う機会がなく、不満足のままアップする羽目になった。

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花