ガンジュアザミ(岩手薊)Cirsium ganjuense |
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草丈50〜150cmの多年草。 根出葉は花時には枯れ、茎葉は長楕円形〜披針形で長さ7〜18cm、幅3〜8cm。先は尖り、中下部の茎葉の基部は広く茎を抱く。縁は羽状浅裂し裂片は3〜4対あるものから、ほとんど全縁に近いものまで変化は大きい。葉の質はやや硬く、縁には短い刺がある。 頭花は茎頂に数個、上向きややや横向きに咲き、紅紫色で径3〜4cm。総苞片はやや厚くて開出し、外片。中片、内片はほぼ同長で、刺はごく短く、背面は粘らない。 本州(岩手県) 高山〜亜高山帯の草地 2014年8月19日 岩手県早池峰山 中、以下全て 同 上 岩手県のいくつかの山の高山〜亜高山帯に生育するアザミで、岩手の名をとり「ガンジュ」という和名がつけられている。 高山帯に咲くものは高さが30〜50cm程度しかないものが多いが、亜高山帯には1mを優に超す大きなものもある。 この花を見るため早池峰山を訪れた。あいにく天候不順の年に当たり、連日雨が続いていたとのことだったが、この日はガスってはいたものの雨は降ってはいなかった。 この山には高山帯にこの花が、それより下にダキバヒメアザミがあると、門田先生の「日本のアザミ」やいくつかの書籍に書かれていたので注意して登った。 しかし、草丈や葉の切れ込み、葉の茎の抱き具合など色々変化は大きいものの、このアザミと間違いなく異なると断定できるアザミは見つけきれなかった。 同じ科の仲間の花 |
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