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- 科名・属名 : キク科 アザミ属
- 特徴 :
草丈70〜120cmの多年草。
茎は斜上し、よく分枝する。
根出葉は花時には枯れ、茎葉の葉身は狭楕円形〜楕円形、羽状に深裂し、長さ15〜20cm、幅5〜9cm。裂片は5〜8対になるか、時に鋸歯縁、葉の下面は無毛かほとんど無毛。
頭花は円錐状の花序に多数が点頭する。花柄は細長く、長さ10cm以上。
総苞は狭筒形、濃紫色で長さ約15mm、径約10mm。総苞片は9列、先端のみ斜上し、中片と外片の縁に短い刺がある。外片は卵形、長さ1〜2mm。腺体は全ての片にあり、披針形で良く粘る。
- 分布・生育地 :
本州(長野県) (国外:日本固有) 山地林縁
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2019年9月21日 長野県飯田市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花序、以下全て 同 上
- 撮影記 :
その日は朝からアザミ類に詳しい花仲間の案内で、中央アルプス南部に分布するアザミ類を探しながら各地を回った。
しかし、前年は良く咲いていたという自生地は、台風で自生地が流されていたり、前年よく咲いた反動からか花つきが悪く、空振りした場所もいくつかあった。
本日最後のアザミを探し始めたのはもう夕方に近い時間、やはりここもあまりいい状態でなかったが、何とか花をつけている株があり、ホッとした。
アザミ類は細かく分類されてからはよく分からないというのが正直なところで、総苞片の縁に短い刺があり、腺体が全ての片にあるので良く粘るという特徴を教えてもらい確認した。
分布域は長野県南部の狭い地域だけのようだ。
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