ハチジョウナ(八丈菜)

Sonchus brachyotus


ハチジョウナ1

  • 科名・属名
  • : キク科 ノゲシ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの多年草。
     葉は互生し、長楕円状披針形〜狭長楕円形で、長さ10〜20cm、幅2〜5cm。縁には欠刻状の歯牙があり、裏面は粉白色を帯びる。
     花は茎頂に数個つき、黄色で毛3〜4cm。総苞は長さ1.6〜2cmで密に綿毛がある。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州  海辺や荒地

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1992年7月12日 北海道知床半島
     下 1999年6月9日 新潟県柏崎市

  • 撮影記

  •  図鑑などを見ると北の地方の海岸近くに多いとあり、最初に出会ったのも北海道の海岸で、次も新潟の海岸だった。ただ、関東でも海岸近くには見られる花である。
     海岸端は環境が厳しいため、葉が厚く光沢があり、草丈の低くなるハマ○○という変種や品種がいろいろ知られていて面白い場所である。
     しかし、春から夏は野や山の花で忙しいため、海岸にはなかなか訪れる機会がない。まだまだ出会いを待っている花が多いというのに。

    同じ科の仲間の花
ハチジョウナ2