ハチオウジアザミ(八王子薊)

Cirsium tamastoloniferum


ハチオウジアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈1.5〜2mの多年草。
     茎は直立またはやや斜上し、走出枝(ストロン)を出す。
     根出葉は花時には枯れ、長楕円形〜狭長楕円形で、長さ30〜50cm。羽状に深く中裂して刺があり、基部はやや茎を抱く。
     頭花は多数下向きに咲き、紅紫色でやや小型。総苞片は短くやや反曲する。
     2012年2月に新種として発表された。

  • 分布・生育地

  •  本州(東京都)  湿地

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2013年10月4日 東京都八王子市(植栽)
     中頭花、下・葉    同 上

  • 撮影記

  •  2012年2月、門田祐一先生が新種として発表したアザミで、八王子の地名の着けられた唯一の種である。
     それによると、カガノアザミ亜節の仲間で、湿地に生え走出枝(ストロン)を出すのはこの種だけで、それが違いとされている。
     八王子で発見されたためこの和名がつけられているが、唯一の自生地は私有地で立ち入ることができないとのことである。
     このため、「自生にこだわる」ことを基本としているが、止むを得ず八王子市内の公園の植栽を撮影した。できれば自生の花を撮影したいものである。

    同じ科の仲間の花
頭花

葉