ヒメコウモリソウ(姫蝙蝠草)

Cacalia shikokiana


ヒメコウモリソウ1

  • 科名・属名
  • : キク科 コウモリソウ属

  • 特徴

  •  草丈25〜35cmの多年草。
     茎は細く、小さい縮れた毛がある。
     葉は5角状腎形で、長さ3.5〜4.5cm、幅5〜6.5cm。長さ4〜6cmの長い葉柄があり、基部は心形または切形で、縁には不揃いの大きな欠刻がある。
     頭花は散房状につき、小花は7個つき、花冠は白色で長さ7mm。総苞は白色で、長さ8〜9mm。

  • 分布・生育地

  •  四国、九州、本州(紀伊半島)  深山の林下

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年9月18日 徳島県名西郡
     中、下・左右   同 上

  • 撮影記

  •  はるか南方海上にあるにもかかわらず、台風の影響で朝から雨が降ったり止んだり、風も強い撮影には最悪の条件だった。
     まず現地までと山道を走る。この雨では途中土砂崩れも心配だ。
     車を降り、強風の吹きつける尾根の林下に登ると、点々と目的のこの花が咲いていた。
     図鑑の記述から思い描いていたイメージからするとはるかに小さい。中には10cmにも満たないような小さな株で花をつけている。
     小雨の降る中、風除けをしたりしながら撮影したが、1カット撮影するだけで10分以上かかり、濡れた手はすっかり冷え切ってしまった。

    葉

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ヒメコウモリソウ2

花