ヒメシオン(姫紫苑)

Aster fastigiatus


ヒメシオン1

  • 科名・属名
  • : キク科 シオン属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの多年草。
     茎は直立し、上部で分枝、短い毛が密生する。
     葉は線状披針形〜披針形で、下部の葉は長さ5.5〜12cm、幅0.4〜1.5cm。縁にはまばらに鋸歯があり、表面は緑色、裏面は緑白色。上部の葉は線形〜線状披針形。
     頭花は密な散房状につき、白色で径7〜9mm。総苞は筒状で、総苞片は4列、煉瓦状。
     そう果は長楕円形で、長さ約1.2mm。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州
     湿り気のある草地、田や小川の縁

  • 花期
  • : 8〜10

  • 撮影月日・場所

  •  2008年10月18日 栃木県渡良瀬遊水地
     中 2004年9月19日   同 上
     下左・花、右・総苞 2008年10月18日 同 上

  • 撮影記

  •  それまで出会っていたこの花は、中の写真のようなやや小振りの花が付く、いかにも姫という感じのものが多かった。
     タデの仲間の撮影に訪れた秋の渡良瀬遊水地、自転車を借り回っていると、見事な花振りのこの花だった。
     花の重さで垂れ下がってしまいそうなこの花、時期と条件がいいとこんな見事に咲くものかと感心した。
     少し色づき始めた周りの草が、秋の雰囲気を醸し出している。

    総苞

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ヒメシオン2

花