ミヤマウスユキソウ(雛薄雪草)

Leontopodium fauriei


ヒナウスユキソウ1

  • 科名・属名
  • : キク科 ウスユキソウ属

  • 特徴

  •  草丈5〜15cmの多年草。
     茎は叢生し綿毛があり、有花茎と無花茎がある。有花茎の葉は1〜5個と少ない。
     葉は根出葉はロゼット状で倒披針形、長さ2.5〜6cm、幅2〜4mm、灰白色の綿毛を密生する。茎葉の葉は線形で両面に黄灰白色の綿毛がある。
     頭花は径2.5〜5cmの苞葉の上に4〜10個が密生する。
     別名 ヒナウスユキソウ

  • 分布・生育地

  •  本州(東北地方) 高山の乾いた草地

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年7月22日 山形県月山
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  この花の咲く東北地方の高山は、標高がそれほどでもないせいか尾根筋の雪解けは早い。そのうえこの花の咲き出しも早く、夏山登山のピークである7月下旬〜8月中旬には、咲いているように見えてもドライフラワー状態であることが多い。
     本当にいい状態の花に出会うには6月末〜7月中ごろが適期であるが、この時期は梅雨の盛りで天候に恵まれないことが多くて大変だ。
     他に目的の花もあって出かけた月山、以前より少し早めに登ったので期待していたが、やはりピークややを過ぎた花がほとんどだった。

    同じ科の仲間の花
ヒナウスユキソウ2

花アップ