ヒトツバヨモギ(一つ葉蓬)

Artemisia monophyiia


ヒトツバヨモギ

  • 科名・属名
  • : キク科 ヨモギ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの多年草。
     茎は叢生し、普通枝を分けない。
     花時に下部の葉は枯れ、中部の葉は長楕円状披針形で、長さ5〜10cm。縁には鋸歯があり、裏面は白色の綿毛が密生する。
     頭花は細長い円錐花序につき、径2〜3mm。総苞にはくも毛があり、総苞片は3列、外片は内片の半分の長さ。

  • 分布・生育地

  •  本州(青森〜岡山県の日本海側)
     亜高山帯の草地や谷そば

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年9月8日 長野県白馬岳
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  ヨモギの仲間は葉が全裂〜中裂し、中には裂片が細かく裂けるものが多いが、珍しくこの花は単葉で、和名の由来となっている。
     白馬岳では広いカールの底、登山道際に群落になって咲いていた。
     見分けにくいヨモギの仲間でも、単葉の姿はちょっと異質で、すぐにこの花とわかった。

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花