ホッコクアザミ(北国薊)

Cirsium matsumurae var. dubium


ホッコクアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈1.5〜2mの多年草。
     根出葉は花時には枯れ、茎葉は長さ約30cm。あまり切れ込まず、基部は耳状に茎を抱く。
     頭花は枝先に少数点頭して咲く。総苞は鐘形で、長さ、幅とも約1cm、紫色を帯びる。総苞片は6列で、小さく反り返る。
     ハクサンアザミの低地型とされ、総苞が小さく、頭花の柄が短い、総苞片の反り返りが小さい等の違いがある。

  • 分布・生育地

  •  本州(白山周辺、福井〜滋賀県東北部)
     山地

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年10月11日 滋賀県長浜市
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  アザミ類は同定が難しく敬遠していたため、チェックっすると未撮影種が多いのにびっくりした。
     地域限定種も多く、関東周辺では見られないアザミをと、「滋賀県植物誌」を参考に滋賀県東北部に撮影に出かけた。
     秋口、湖東地域の山は熊が出没するらしい。平日で登山客もいないので、久し振りに鈴を鳴らしながら沢沿いの道を進む。  道端に出てきたアザミ、昨日見たスズカアザミとは総苞の形、色、総苞片の反り返り方が違う、この花と確信して撮影した。

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花