ホソバノギク(細葉野菊)Aster sohayakiensis |
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草丈30〜60cmの多年草。 地下茎は這い、茎は直立または斜上して無毛。 葉は狭被針形〜狭倒披針形で、長さ9〜14cm、幅1.5cm。表面は光沢があり、葉脈は窪み、縁に浅い鋸歯がある。 頭花は、径1.5〜2.5cm。舌状花は白色。総苞片は3列、うろこ状に重なる。 別名 キシュウギク 本州(紀伊半島) 川岸や湿った岩場 2010年9月23日 和歌山県 中、下・左右 同 上 川岸に連なる大岩をよじ登ったり、回り込んだりして花を探す。シチョウゲは見られるものの、目的の花は見当たらない。見つからないのかと思い始めた頃、湿った岩陰に咲く白い野菊が目に入った。 近づいて確認すると、葉は細くて光沢がある。間違いなくこの花だ。キシュウギクという別名があるように、和歌山県の熊野川流域の川岸だけに知られる珍しい野菊だ。 雲一つない青空から照りつける陽光は、秋というよりまだ夏の日差しだ。そうでなくてもコントラストが強く色飛びしやすい白い花、陽を遮って時間をかけて撮影したが、風も通らない岩陰、まるでサウナに入ったかのように汗びっしょりになった。 同じ科の仲間の花 |
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