フタナミソウ(二並草)

Scorzonera rebunensis


フタナミソウ1

  • 科名・属名
  • : キク科 フタナミソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜20cmの多年草。
     全体にずんぐりし、分枝しない。
     葉はほとんど根元から出て、広倒披針形〜狭倒卵形で、長さ4〜8cm。厚くて光沢があり、切れ込みがない。茎葉は0〜2個と少なく、線形で小さい。
     花は茎の先に1花つけ、黄色で径4.5〜5.5cm。

  • 分布・生育地

  •  北海道(礼文島)(固有)
     山地の岩場や礫地

  • 花期
  • : 6〜7月上旬

  • 撮影月日・場所

  •  1986年6月13日 北海道礼文島
     下 1986年6月14日  同 上

  • 撮影記

  •  礼文島の固有種で、この島の二並山というところで発見されたたためこの和名がつけられている。
     そこ以外でも何ヶ所か見られるものの、最近は盗掘で大分減少しているようだ。
     初めて訪れた際、見つかると思っていなかっただけに、岩場でこの花を見つけた時は大喜びした。
     遠目にはタンポポそっくりであるが、葉に切れ込みがないのですぐわかる。

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フタナミソウ2