イソノギク(磯野菊)Aster asa-grayi |
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草丈15〜40cmの多年草。 茎はやや無毛で、分枝して斜上または倒伏して伸びる。 花茎の根出葉や下部の葉はさじ形、長さ1〜4cm、幅4〜10mm。茎葉は多数つき、さじ形で長さ1.8〜3.2mm。花をつけない株は根出葉がロゼット状になり、縁に毛がありやや厚い。 頭花は単生または疎らな散房状につき、径2.5〜3.5cm。舌状花は淡青紫色(白色に近い)で、筒状花は長さ約4.5cm。そう果は扁平で倒卵形、長さ約4mm。 冠毛の毛は帯赤色。 奄美大島、沖永良部、沖縄島 海岸の岩上、崖 2005年5月15日 沖縄県国頭村 下 2005年9月24日 同 上 観光客が絶えない沖縄北部の景勝地、万座毛海岸。踏みつけにあったりして植物の生育には不向きと思われるようなこんな場所にこの花は咲いている。 それも冬でも夏でも、いつ出かけても咲いている花が見られ、花期はないのだろうかと疑ってしまう。図鑑などによれば、花のピークは春のようであるが、少し多めに咲いている程度で、格別花盛りという程でもない。 ところが、こんなに沢山見られる花にもかかわらず、同じような場所が沖縄島でも何ヶ所もあるのに、他所ではあまり見かけることはない。 万座毛では隆起石灰岩の断崖の上の平坦地に、まるで植栽されたかのように生えていて、いささか興ざめだ。 同じ科の仲間の花 |