イズモアザミ(出雲薊)

Cirsium indefensum


イズモアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈1〜2mの多年草。
     根出葉は花時には枯れ、茎葉は楕円状披針形で長さ20〜30cm。縁は羽状深裂〜浅裂で刺針があり、基部は茎を抱かない。
     頭花は枝先に下向きに咲き、紅紫色で径2〜2.5cm。総苞片はやや短く、12列で開出する。

  • 分布・生育地

  •  本州(広島、島根、山口県)  山野

  • 花期
  • :  9〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年10月5日  島根県大田市
     中・総苞、下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  島根県のある山にあるアザミを探しに登ったところ、中腹で早速アザミに出あった。
     事前に広島の花仲間から「そのあたりで見られるのは門田先生によるとイズモアザミだ」と聞いていたので、これも初めてと撮影した。
     残念なことに光線状態が最悪でいい写真ならなかったことと、その当時は「イズモアザミ」なる花がどんな花かわからずそのままになっていた。
     その後、国立科学博物館の門田先生が発表された「日本のアザミ」に「イズモアザミ(新称)」として載せられていたのでやっとアップしたが、写真は恥ずかしい出来だ。
     ただ、この花は、頭花が下向きに咲き、総苞片が12列であるのが特徴らしいが、写真の株は総苞片がそこまでないような気がし、何となくよくわからないアザミという気がする。

    同じ科の仲間の花
総苞

葉