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- 科名・属名 : キク科 アザミ属
- 特徴 :
草丈70〜150cmの多年草。
茎は直立し、上部でよく分枝する。
根出葉と下部の茎葉は花時には枯れ、中部の茎葉の葉身は披針形〜楕円形、長さ10〜30cm、幅4〜12cm。羽状に深〜中裂する。
頭花は数個が総状に疎らにつき、点頭して下向きに咲く。花冠は淡紅紫色、長さ15〜20mm、総苞は鐘形、総苞片は12列。
- 分布・生育地 :
本州(富山〜福井県) (国外:日本固有) 低地〜山地の林縁
- 花期 : 10〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2018年10月8日 福井県敦賀市 中上・全体2、以下全て 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
アザミが大好きな花仲間と北陸のアザミ探索に出かけた。
アザミの仲間は元々区別が難しい上、国立博物館のHPで「日本のアザミ」を紹介している門田裕一先生の分類を見ると、さらに多くのアザミが記載され、このアザミも新称として載せられている。
近年改訂新版が出された「日本の野生植物5」(平凡社刊)も同じ門田先生が解説されているが、これにはこのアザミは載せられていない。
この写真は原記載産地の福井県敦賀市での撮影で、アザミに詳しい花仲間も本種と判断していたので間違いないだろうが、詳しい特徴の解説が手に入らなかったので、近縁のアザミや自生株の状況から推測し簡単なものにならざるを得なかった。
国立博物館の「日本のアザミ」によると、北陸地方では普通のアザミと記されている。
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