カミツレ(かみつれ)

Matrigaria chamomilla


カミツレ

  • 科名・属名
  • : キク科 シカギク属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの1〜2年草。帰化。
     茎は直立してよく分枝し、全体無毛で芳香がある。
     葉は長楕円形で、2〜3回羽状深裂し、裂片は糸状になる。
     頭花は茎の先に多数つき、径やく2cm。舌状花は白色、筒状花は黄色。
     別名 カモミール

  • 分布・生育地

  •  逸出帰化(ヨーロッパ原産) 道端、空地

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2010年5月30日 埼玉県志木市
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  偶然降りた小さな川の河川敷、石ころではなく土に覆われているせいか多くの植物が見られた。といっても都市化が進んだ首都圏の川、目につくのは帰化植物がほとんどだった。
     その中に花弁の反り返ったフランスギクのようなキク科の花が目に入った。葉を見ると線形の裂片になっているのでフランスギクではない。園芸種の逸出と判断し、調べるとこの花だった。
     カモミールと呼ばれ、香りが強いことからハーブとして盛んに栽培され、ハーブティや薬草としての利用がされているようだ。
     どこかの庭から逃げ出し、この河川敷に紛れ込んできたものだろう。一応逸出扱いにしたが。

    同じ科の仲間の花
花

葉