カツラカワアザミ(葛川薊)

Cirsium opacum


カツラカワアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈1〜1.5mの多年草。
     茎は直立し、上部で枝分かれする。
     根出葉は花時にも枯れずロゼット状に多数つき、楕円形で長さ55〜60cm、幅20〜30cm。羽状に中裂し、裂片の先の刺は強い。葉の表面は短毛が多く光沢がない。
     頭花は枝先に点頭し、径4〜5cmと大きい。総苞は扁球形で径3〜4cm、総苞片は線状披針形で上部は開出する。

  • 分布・生育地

  •  本州(滋賀県西部)  川岸

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2010年10月2日 滋賀県大津市
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  滋賀県の西部に特産するこのアザミを見るため、早朝の新幹線で出かけた。
     バスを降り記録のある谷を進むが、アザミの花は出てこない。いつの間にか谷の最奥部まで来てしまった。
     道端をよく見ると、どの植物も枝先や葉がない。鹿に食われているようだ。鹿の食害は全国的でひどくなる一方だ。
     早々にあきらめて別の場所を探すと、沢の中や川岸に多くの花を見つけた。
     テリハアザミに似ているが葉は光沢がないのが特徴で、花の大きい美しいアザミだった。

    同じ科の仲間の花
花

葉