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- 科名・属名 : キク科 ニガナ属
- 特徴 :
草丈15〜30cmの多年草。
全体に無毛で、根は紡錘状で深くまで伸びる。
葉は広線形で長さ8〜15cm、幅3〜5mm。先端は尖り、縁には時々まばらな歯牙がある。
花は上部の枝先につき、淡黄色で径1.5〜2cm。総苞は緑色で長さ9〜10mm。
- 分布・生育地 :
本州(中部地方以北) (国外:日本固有) 河原の礫地や砂地
- 花期 : 5〜8月
- 撮影月日・場所 :
1994年9月10日 長野県上伊那郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2015年6月15日 東京都あきる野市 下左・総苞、下右・葉 同 上
- 撮影記 :
増水時には水没してしまう石ころだらけの河原、厳しい環境に耐えるため葉を細くしてしぶとく生きている。
学名もそんな環境を反映し、tamagawaensisと多摩川にちなんでつけられている。
わざわざこんな厳しい場所を選んで生きることもなかろうにと思うが、最も進化した科といわれるキク科ならではの生き様かもしれない。
そういえば、形態はこれほど変化させているわけではないが、人間もびっくりするような場所にまで住み着いている。もっともっと長い時間が経てば、人間も環境に適応した形態に変わっていくのだろう。
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