キダチコンギク(木立紺菊)

Aster pilosus


キダチコンギク

  • 科名・属名
  • : キク科 シオン属

  • 特徴

  •  草丈40〜120cmの多年草。帰化。
     茎は下部からよく枝分かれし、基部は木質化する。枝は茎と直角に出、先端はよく下に垂れる。
     葉は互生し、下部のものは線状披針形〜倒披針形、長さ5〜8cm、幅2〜8mm。花序につく葉は多数つき、広線形〜線形で細く1cm以下。
     頭花は多数つき、径約1.5cm。舌状花は白色で20〜40個、筒状花は黄色。
     総苞は半球形で、総苞片は4〜5列、総苞外片は短く、先が曲る。

  • 分布・生育地

  •  帰化(北アメリカ原産)  荒地、石垣、道端

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年10月30日 愛知県犬山市

  • 撮影記

  •  この花に最初に出会ったのは近くに米軍基地のある多摩川で、次に出会ったのは自衛隊の基地に近い愛知県の木曽川であった。
     朝鮮戦争以降に帰化したといわれる北米原産の菊で、花数は数え切れないほど多く、豪華なイメージがあっていいはずなのに、何となく薄っぺらな感じがするのは、そのことが理由になっているのだろうか。
     キダチ(木立)といわれるように茎の基部が木質化するのが特徴であるが、花の重みに耐えられないのか、他の植物に寄りかかってだらしなく咲いていることが多い。
     そのことや帰化ということもあって、花や葉など細部を撮影していない。次にであった時はもう少し丁寧に対応してあげよう。

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