キクバヤマボクチ(菊葉山火口)Synurus palmatopinnatifidus var. palmatopinnatifidus |
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草丈70〜100cmの多年草。 葉は卵心形で長さ15〜25cm。掌状に羽裂し、裏面には白い綿毛が密生する。 頭花は細長い柄の先につき、径約3.5cm、花冠は長さ2cm。 本州(愛知県以西)〜九州 山地の日当たりのいい草原、林縁 1996年10月20日 福井県三方郡 中・花、下・葉 同 上 緩やかな上りが続く林道を歩いていると、オヤマボクチの花を見つけた。よく見ると下部の葉が大きく切れ込んでいる、「キクバ」だ。岐阜県以西に分布し、関東の山では見られない花だ。 地元の植物誌を参考にやってきた福井県のある谷、記載どおりの植物が次々と現れ、期待通りの花見行になった。 数年後、花の取り直しにこの谷を訪れた。すると、林道の入口に前にはなかったシカ除けの電気柵が作られていた。嫌な予感のまま林道に入ると、前はあれだけ豊富にあった草花が見る陰もない。ほとんどが鹿の食害に遭って全滅状態だった。がっかりして戻る途中、数頭の鹿の群が林道を横切っていった。 同じ科の仲間の花 |
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