キツネアザミ(狐薊)

Hemistepta lyrata


キツネアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 キツネアザミ属

  • 特徴

  •  草丈60〜90cmの2年草。
     茎は直立し、よく分枝する。
     下部の葉は長楕円形で、羽状深裂し、裂片の間は広く空く。質は柔らかく、裏面は白いくも毛がある。
     頭花は枝先に多数つき、紅紫色で径2〜2.5cm、上向きに咲く。総苞は球形で、総苞片は8列、煉瓦状に並び、外片の上部に紅紫色の突起がある。

  • 分布・生育地

  •  本州〜沖縄  道端、田畑

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1989年5月19日 茨城県水海道市
     下・花 2008年5月18日 栃木県下野市

  • 撮影記

  •  初夏の頃、アザミに似て小振りな花が、道端や休耕田をピンクに染めているのに出会う。
     この花はアザミに似ているがアザミ属ではなく、キツネアザミ属に含まれる。
     休耕田などでは群生していることが多く、遠くからも薄っすらピンク色に見える。

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