コイブキアザミ(小伊吹薊)

Cirsium confertissimum


コイブキアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの多年草。
     茎は直立して上部でよく分枝し毛がある。
     根出葉は花時には枯れ、茎葉は節間が短くて多数つき、長楕円形で長さ20〜30cm、羽状中裂する。
     頭花は茎頂や枝先に多数密集してつき、上向きに咲く。総苞は筒状で、長さ14〜15mmクモ毛があって粘り、総苞片は6列、外片は短く三角形で尖る。

  • 分布・生育地

  •  本州(伊吹山)  石灰岩地

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1999年8月29日 滋賀県伊吹山
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  滋賀県と岐阜県の境にそびえる伊吹山は、石灰岩の山で雪も非常に多く積もり、南限の北方系植物も多い。
     そのうえ、かって薬草栽培が行われていたという話があり、この山だけに知られる帰化植物も多く一度は訪れたい花の山である。
     さらに、頂上付近までドライブウェイが延びていて、簡単にいくことができる。
     このアザミは夏の終わりから秋にかけ、山頂付近の草地、岩場などでよく目にする。

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花