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- 科名・属名 : キク科 コトブキギク属
- 特徴 :
草丈20〜50cmの多年草。帰化。
茎は疎らに分枝し、地を這って広がり、全体に粗い毛がありざらつく。
葉は対生し、葉身は卵形〜披針形で、長さ1〜5cm。先は鋭頭、基部はくさび形になって葉柄に流れ、不揃いな鋸歯がある。両面や葉柄には毛が多い。
頭花は茎頂に単生し、径1〜1.5cm、舌状花は乳白色で、中心部は黄色、3裂し裂片は反り返る。総苞はやや鐘形、径6〜7mm、総苞片は2〜3列、長さ約5mm、紫色を帯び灰白色の粗い毛を密生する。舌状花は4〜5個、先端が3裂し、クリーム色を帯びた白色、筒状花は黄色。
果実(痩果)は円筒形で褐色、長さ約2mm、絹毛が密生する。
- 分布・生育地 :
帰化(熱帯アメリカ原産) (国外:世界の熱帯〜亜熱帯域に広く帰化) 道端、空地
- 花期 : ほぼ1年中
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年4月27日 沖縄県石垣島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・全体2 同 上 中下・花 2018年4月3日 沖縄県名護市 左下・総苞 2017年9月3日 沖縄県西表島 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
この花、沖縄や小笠原では、街中の舗装道路の隙間や街路樹の根元など、人の生活に密着した場所ばかりで見かける帰化種であるが、本土ではまだ目にしたことはない。
草丈は比較的高い割に花は小さく、いつも疲れたような感じで咲いていることが多い。
少しでもいい姿をと、街路樹の根元で風防ぎの傘を広げて撮影していたら、通行人や車の運転者から奇異の目で見られた。
それにしても、「寿菊」とは一体どこから付けられたのだろう。
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