クルマバハグマ(車葉白熊)

Pertya rigidula



  • 科名・属名
  • : キク科 コウヤボウキ属

  • 特徴

  •  草丈50〜80cmの多年草。
     茎は細くて硬く直立する。
     葉は茎の中程に7〜8個輪生状につき、長倒卵形で長さ約20cm。質は硬く、先は鋭頭で、縁には鋸歯がある。
     頭花は円錐花序になって10個程度つき、7〜11個筒状花からなり、花冠は筒状で5裂し、裂片は線形で反り返る。
     総苞は長さ1.8〜2cm。総苞片は円頭。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿地方以北)  山地の林下

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年9月20日 石川県金沢市
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  車状の葉は予想以上に大きく広がり、その中心部から伸びる花茎も70〜80cmもあろうかと思われるほど大きかった。
     葉の状態は太平洋側の山地林下でも何度か見ていたが、わざわざ花期にあわせて行くゆとりもなくそのままになっていた。
     石川県のある山、事前の調べでこの花があることを知り、花期が合えばいいなと思いつつ登った。しかし、小さな株はすでに花の終わっているものが多くややあきらめかけていた。
     そんな時、突然現れた大きな株は花期もピッタリ、思わずありがとうと声をかけたくなった。

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花