クサノオウバノギク(草の大葉野菊)

Youngia chelidoniifolia


クサノオオバノギク

  • 科名・属名
  • : キク科 オニタビラコ属

  • 特徴

  •  草丈15〜45cmの多年草。
     茎葉は長さ3.5〜11cm、幅1〜5cm。羽状に深裂する。
     花は茎頂や上部の葉腋の先に数個散房状につき、黄色の5弁花で径約1cm。総苞は狭い円柱形で長さ5.5〜7mm。冠毛は白い。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東、近畿地方)、四国
     山地の林下の岩上

  • 花期
  • : 8〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年9月15日 山梨県
     下・花  同 上

  • 撮影記

  •  この花、四国あたりでは比較的多いもののその他地域ではごく少なく、記録を頼りに関東の数少ない産地を探したものの、見つけることができずにいた。
     山梨県で見たと花仲間から教わり、1週間後出かけてみると、花期は意外と短いようですっかり終わっていた。
     翌年、時期を早めて再挑戦し、小さな黄色の花をやっと目にできた。残念ながら、花期は少し遅めで、満開というわけにはいかなかったが。
     面白いことに、岩の大小にかかわらず岩の上だけに花が見られ、地上に咲いているものは全くない。湿度などの関係だろうか。

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花