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- 科名・属名 : キク科 クサヤツデ属
- 特徴 :
草丈40〜100cmの多年草。
地下茎は短く這い、前年の花茎の基部が残って並ぶ。
葉は根生し、長い葉柄があり、掌状で長さ6〜14cm、裂片は5〜7個、先はさらに浅裂し鋸歯もある。
頭花は円錐花序に多数ついて下垂し、黒紫色で径約5mm、花冠は1.5〜1.8cmで5裂する。
- 分布・生育地 :
本州(神奈川〜近畿以西の太平洋側)〜九州 (国外:日本固有) 山地の木陰
- 花期 : 9〜11月
- 撮影月日・場所 :
2003年10月25日 宮崎県児湯郡 下・花 同 上
- 撮影記 :
秋も深まって花も少なくなる頃、変わった形の花を咲かせるこの花、図鑑で見て何とか見たいものだと思っていた。
神奈川県以西ということであるがごく稀で、近畿地方以西に出かけないと見ることは難しい。
三重県で蕾の株を見てから十数年後、宮崎県でやっとこの花に出会えた。
思っていたとおりの変わった形の花であったが、草丈が高いうえに花は小さく、撮影には苦労した。
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