クソニンジン(糞人参)

Artemisia annua


クソニンジン

  • 科名・属名
  • : キク科 ヨモギ属

  • 特徴

  •  草丈1〜1.5mの1年草。帰化。
     茎は直立してよく分枝し、無毛。
     葉は互生し、3回羽状全裂で、最終裂片は幅約0.3mm。表面には粉状の細毛がある。
     頭花は上部の枝先に円錐状に多数つき、球形で白緑色、径約1.5mm、筒状花は黄色。総苞片は3列。
     果実(痩果)は長さ約0.7mm、無毛。

  • 分布・生育地

  •  帰化(ヨーロッパ南東部原産)
     道端、空地、市街地の荒地

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年10月18日 山口県美祢市
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  もともとはヨーロッパ南東部原産のようであるが、日本には古い時代に中国から薬草として渡来した。
     現在では北海道〜九州にかけて市街地の荒地や空地、道端などに帰化している。
     写真の株は貧栄養の荒地に育ったせいか50cmにも満たないような小さな株だったが、普通は1mを超えるような大きさにまで育つ。
     和名はその香りによって付けられているが、図鑑にも記載されていたように、それほどの悪臭はなかった。

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花

葉