ミコシギク(御輿菊)Leucanthemella linearis |
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草丈30〜100cmの多年草。 地下茎は横に長く伸び、先に新芽を出す。茎は叢生する。 葉は互生し、普通1〜2対に羽裂し、長さ4.5〜9cm、幅2〜3mm。裂片は線形で細く、縁は裏面に曲がる。 頭花は白色で径3〜6cm、総苞片は3列に並ぶ。 別名 ホソバセイタカノギク 本州(茨城県以西)、九州 日当たりのいい湿地 2004年10月17日 茨城県 中 1994年10月15日 同 上 下 2004年10月17日 同 上 長靴が膝近くまで沈み、次の一歩がよろけてしまいそうな泥地、葦につかまるように慎重に進む。葦原にぽっかり開いた空間に真っ白なこの花が咲いていた。 もともと生育地が限られている上、開発されやすい湿地に生えるため、絶滅に瀕している貴重な花だ。 花仲間が入手した貴重な情報をもとに、関東地方ではたぶんここだけという茨城県のある場所にこの花を探しにやってきたのだ。 ホソバセイタカノギクの別名があるように、葉が細く高さも背丈近いものもある。不安定な足元を気にしながら、全草だけでなく葉のアップもしっかり撮影した。 快晴の秋の日差しは予想以上に強く、日を遮ることもできず、コントラストの強すぎる写真になってしまったのは残念だ。 同じ科の仲間の花 |
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