ナガバキタアザミ(長葉北薊)Saussurea riederi subsp. yezoensis |
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草丈15〜40cmの多年草。 茎は直立し、あまり分枝しない。 根出葉は花時には枯れ、茎葉はほとんど同じ大きさの三角状卵形〜広卵形で、長さ3〜9cm。鋭歯牙縁で、基部は茎に沿下して細い翼となる。 頭花は密な散房状に10個程度つき、花冠は淡紅紫色。総苞は筒形で、長さ8〜11mm、上部は黒紫色で、クモ毛がある。総苞片は4〜6列、総苞外片の先端は尾状に伸びる。 北海道〜本州(早池峰山) 亜高山〜高山の草地 1992年8月22日 北海道大雪山 中 2009年8月22日 北海道石狩郡 下・総苞 同 上 北海道の山で比較的よく見られるトウヒレンがこの花だ。大雪山では登山道の途中の草地でこの花に出会った。 葉の大きさが上部のものでも同じくらいなので、一見してこの花であることがわかる。 草丈が大きくても50cmに満たないものが多いため、葉が詰っていてわかりにくいが、よく見ると茎に翼があることがわかる。 最近北海道のある山で久しぶりに出会ったので、尾状に伸びる総苞片などしっかリ観察した。 本州では唯一岩手県の早池峰山に知られており、20年以上前の7月末、この山を訪れた時、本州産のこの花の咲き始めに出会った。 同じ科の仲間の花 |
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