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- 科名・属名 : キク科 ヤブタビラコ属
- 特徴 :
草丈10〜80cmの1年草。帰化。
茎は直立し、上部で分枝、下部に縮れた白い短毛がある。
葉は互生、下部の葉は頭大羽状に深裂〜全裂し、柄を含め長さ3〜10cm、幅1.5〜5.5cm。頂裂片は大きく卵形で鋭頭、縁に不規則な波状の鋸歯があり、両面に伏した短毛が散生する。側裂片は1〜2対、時には痕跡的。葉柄や葉軸には短毛が多い。中部の葉は羽裂せず、柄は次第に短く葉身は狭くなり、上部の葉は狭卵形〜披針形で粗い鋸歯があり、基部はくさび形で無柄。
頭花は複散房状の花序の先につき、径約1cmと小さい。花は8〜15個の舌状花のみならなり、淡黄色。総苞は4列、粉白色で、外片は5〜6個が2列に並び、鱗片状で長さ0.5〜1.5mm、内片は7〜8個が2列に並び、長さ約5mm、幅約1mm、外面中肋基部は外片とともに著しく隆起する。総苞は果期には長さ6〜7mmに伸びる。
果実(痩果)はやや扁平で内側に湾曲し、わら色で光沢があり、長さ3〜3.5mm。冠毛はない。
- 分布・生育地 :
帰化(ヨーロッパ原産)(北海道、本州(関東〜中部地方に帰化) (国外:アメリカ、アジア、オーストラリアにも帰化) 道端、荒地
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2024年6月15日 東京都八王子市 中上・全体2、中下・花 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・総苞 2024年6月13日 同 上 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
教えられた場所は住宅地を走る広い道路の歩道際、植え込みの中に埋もれるように生えていた。
ただ花は全て半開状態、出会ったのが午後遅い時間だったのが原因ではないかと思った。
全開するのは午前中ではないか思い、2日後の午前再度訪れた。
しかし、花の開きは写真のように思ったほどではなく、今一つに写真しか撮れなかった。
図鑑には花期は6〜8月と書かれているので、遅すぎるということはないとは思うのだが・・・。
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