ニッポウアザミ(日豊薊)Cirsium nippoense |
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草丈1〜1.9mの多年草。 茎は直立して分枝し、枝は広角的に伸びる。 根出葉は花時には枯れ、茎葉は広卵形〜狭卵形、長さ15〜40cm。羽状中裂し、羽片は3〜8対、鋭い刺がある。 頭花は円錐花序となって多数つき、直立または斜上し、紅紫色で径1。5〜2cm。総苞は鐘形から椀形で、総苞片は10〜11列、斜上またはやや反曲し、くも毛があり、外片は卵形で内片とほぼ同長。 痩果は明褐色で、長さ約4mm、冠毛は15〜17mm。 九州(大分、宮崎) 林縁 2013年10月11日 大分県佐伯市 中・総苞、下・葉 同 上 このアザミは、和名のように大分県の南部から宮崎県の北部の狭い地域に分布している。 九州の秋の花を撮影に出かけた際、このアザミを探した。 地元新聞にあった記載を参考に探すと、やっと林縁で斜上して花を咲かせているこのアザミを見つけた。 花期的にまだ早かったためか、たくさん着いた頭花の内、1つか2つがやっと咲き始めたばかりだった。 同じ科の仲間の花 |
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