ニシノヤマタイミンガサ(西の山大明傘)

Cacalia yatabei var. occidentalis


ニシノヤマタイミンガサ1

  • 科名・属名
  • : キク科 コウモリソウ属

  • 特徴

  •  草丈60〜90cmの多年草。
     茎は直立し、上部に縮れた毛がある。
     葉は普通3個、下部の葉は掌状円形で、長さ17〜24cm、幅30〜35cm。9〜10中裂し、縁に微鋸歯があり、長い葉柄がある。中部の葉は下部の葉より小さい。
     頭花は円錐花序に多数つき、小花は2〜4個、白色。総苞片は3〜4個。
     ヤマタイミンガサの変種で、小花や総苞片の数がやや少ない。

  • 分布・生育地

  •  本州(岐阜県以西)〜九州  深山の林下

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年8月30日 高知県天狗高原
     下 2002年7月27日 福岡県福岡市

  • 撮影記

  •  晴天の日の撮影は難しい。特にこの花のように林下に生える草丈の高い花は、木漏れ日のコントラストが強くなり、汚い感じの写真になってしまうことが多い。
     高曇りの日が、陰もできずやわらかい雰囲気が出せて最高なのだが、雲一つない快晴の日には望むべくもない。傘で作る日陰も写る範囲が広すぎて役に立たず、満足のいかない写真をアップするのは気がひける。
     西日本の林下や林縁に生え、何度か花にも出会ったものの、いまだ満足できる状態での出会いはない。

    同じ科の仲間の花
ニシノヤマタイミンガサ2