ノボロギク(野襤褸菊)

Senecio vulgaris


ノボロギク

  • 科名・属名 : キク科 キオン属
     注.APG分類では、ノボロギク属(学名同じ)

  • 特徴 :
     草丈20〜40cmの2年草。帰化。
     茎は柔らかく、よく分枝し、葉を疎らにつける。
     葉は互生し、葉身は広線形〜倒披針形、不揃いに羽裂する。
     頭花は茎頂や葉腋からでる枝の先きにつき、総苞は円筒形、長さ7〜8mm、筒状花のみからなる。総苞片は線形で1列、緑色で長さ約6mm。花冠は黄色。
     果実(痩果)は10脈があり脈上に上向きの毛があり、冠毛は白色。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ原産) (国外:世界中に広く帰化)
     道端、畑

  • 花期 :   ほぼ1年中(盛期は春〜夏)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2004年11月7日  福井県三方郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2017年4月30日  千葉県山武郡
     左下・総苞 2017年4月14日  愛知県豊橋市
     右下・葉 2017年4月30日  千葉県山武郡

  • 撮影記 :
     ヨーロッパ原産の帰化植物で、関東辺りでも真冬に花を見かけることがある。ほぼ一年中咲いているようだ。基本的には畑や土手の雑草で、春から夏にかけてが花のピークのようだ。
     ただ、草丈も低いうえ花も全開せずやや下を向いて咲くため、よほど注意しないと気がつかないことが多い。
     キオン属(ノボロギク属)に分類されているが、花だけ見るとタケダグサ属の花のような気がする。

  • 葉

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花

総苞