ノマアザミ(野間薊)

Cirsium chikushiense


ノマアザミ1

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈70〜150cmの多年草。
     茎は斜上、上部でよく分枝し、鋭角的に伸びる。
     根生葉は花時には枯れ、下部につく葉は長楕円形〜披針形、長さ20〜35cm。羽状中裂〜深裂し、5〜8個の羽片があり、鋭い刺がある。
     頭花は総状花序になって疎らに数個点頭し、総苞は筒形〜広筒形で径8〜13mm。総苞片は8〜9列で反曲し、外片は卵形で尾状に長く伸び、内片より僅かに短く、クモ毛がある。総苞は粘らない。
     果実(痩果)は暗褐色で長さ約4.5mm。

  • 分布・生育地

  •  九州(鹿児島県)  林縁

  • 花期
  • :  10〜12月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年11月18日  鹿児島県南さつま市
     中、下左・花、下右・葉    同  上

  • 撮影記

  •  アザミは種類が多くうえに葉の形も変化が多く、同定が難しいのでやや敬遠していた。
     しかし、秋も深まってくると、アザミを外すと撮る花が一気に減ってしまうので、取り組みを始めた。
     図鑑に南九州の野間岳を和名とするこのアザミが出ていたので、撮影行に出かけた際注意していた。
     すると、この辺りでは、道端に生えているアザミは圧倒的にこの花で、何だか気が抜けた。

    葉

    同じ科の仲間の花
ノマアザミ2

花