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- 科名・属名 : キク科 ヌマダイコン属
- 特徴 :
草丈30〜100cmの多年草。
茎は直立し、上部でよく分枝する。
葉は対生し、卵形〜卵状長楕円形で、長さ4〜20cm、幅3〜12cm。縁には鈍い鋸歯があり、両面にまばらに短毛がある。
頭花は枝先につき、径5〜8mm。小花は全て筒状花からなり、白色で長さ2.5mm、先は5つに分かれる。
総苞は半球形で、総苞片は2列、花の後は反り返る。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜沖縄 (国外:朝鮮、中国〜インド、オーストラリア) やや湿った場所、水辺
- 花期 : 9〜11月
- 撮影月日・場所 :
1989年10月2日 宮崎県宮崎市 中上 2004年12月11日 沖縄県西表島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2015年10月7日 沖縄県国頭郡 下・総苞、右上・葉 同 上
- 撮影記 :
この花をネットで検索していたところ、この花には2タイプがあり、種子の表面にかさぶた状の突起があり、湿った場所に生えるのがこの花で、種子の表面が平滑な点や乾いた林下などに生えるのが別の種で、オカダイコンと名前をつけたという徳島県博物館の報告があった。
撮影した当時はそんなことは知る由もなかったので種子を調べなかった。
新しい野生種が増えていくのは大歓迎であるが、これまで知られていた花が分けられると、その微妙な違いを撮影してないため、どう同定していいのかわからなくなることや、その違いを撮影するという宿題が生まれる。
まだまだ沢山ある未見の花との出会いの計画に加え、すでに出会った花の細かな特徴を写真でフォローしていく計画を組み合わせていくのも大変だ。
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