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- 科名・属名 : キク科 モミジハグマ属
- 特徴 :
草丈35〜75cmの多年草。
葉は茎の中部に5〜12個が集まってやや輪状につき、葉身は卵形、長さ6〜13cm。先は鋭頭まれに鈍頭、基部は切形〜浅い心形で、縁は微凸鋸歯縁または大きな不揃いの歯牙がある。葉柄は長い。
頭花は総状または複総状につく。花柄は3〜6mm、卵形の小さな苞が多数つく。小花は3個、花冠は白色で、長さ11mm、先は不揃いに5裂し、筒部は4〜5mm。
果実(痩果)は長さ約7mm、密に毛がある。冠毛は長さ約6mm、毛は羽毛状。
別名 オキナワテイショウソウ
- 分布・生育地 :
九州(黒島、トカラ列島以南)〜沖縄 (国外:日本固有) 山地のやや乾いた林下
- 花期 : 10〜3月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年1月25日 沖縄県西表島 中上・全体2 2017年11月4日 沖縄県国頭郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2003年12月15日 沖縄県石垣島 左下・花2 2015年11月30日 沖縄県国頭郡 右下・葉 2017年11月4日 同 上
- 撮影記 :
冬型の気圧配置で関東〜九州地方が好天の時は、沖縄は高気圧の縁に当たり、曇天か小雨模様のうえ北東の季節風が強い日が多い。
こんな時草丈の高い花は少しの風でも揺れ、撮影に苦労する。
この花は山地の林下に生えるため、曇天で暗く風のある日は無駄になるフィルムが多くなり、コストが高くつく花になってしまう。
沖縄島と八重山諸島の花は同種とされているが、写真でもわかるように花のつき方が違うように思える。
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