オクキタアザミ(奥北薊)

Saussurea riederi subsp. yezoensis var. japonica


オクキタアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 トウヒレン属

  • 特徴

  •  草丈20〜60cmの多年草。
     葉は幅の広い三角状卵形で、先は鋭尖頭、縁には鋸歯があり、基部は切形〜くさび形、葉柄には広い翼がある。
     頭花は散房状に多数つき、花冠は淡紅色。総苞片は卵形で、中片と外片の先が芒状に伸びる。

  • 分布・生育地

  •  本州(鳥海山、焼石岳、朝日岳)
     高山帯の草地

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年8月20日 山形県鳥海山
     中、下・花   同 上

  • 撮影記

  •  今年の夏は雨が多く、天気のいいときを狙っての山行計画は立てにくかった。
     そうでなくても独立峰の鳥海山は天候に左右されやすい上に、急に決まっても夏休み中は切符も取りにくい。
     天気予報の良さそうな日の切符をチェックしていたら、ある日1席だけ夜行バスの空席があり、即手配した。
     盆も過ぎているので、鳥海山といっても登山客はそれほどでもない。
     鳥海湖を見下ろせる稜線までたどり着くと、予想通り登山道際でこの花が満開だった。

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花

茎・葉