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- 科名・属名 : キク科 モミジハグマ属
- 特徴 :
草丈40〜80cmの多年草。
茎は叢生することも単生のこともあり、長い毛が疎らに生える。
葉は茎の中部に4〜7個がやや輪状につき、葉身は腎心形〜円心形で長さ6〜12cm、幅6〜18cm。縁は掌状に浅裂し、両面に軟毛があり、葉柄は5〜13cmと長い。
頭花は穂状に多数つき、横向きに咲く。小花は3個、花冠は白色で4〜5裂する。総苞は筒形で長さ1.2〜1.5cm。
果実(痩果)は倒披針形、長さ葯9.5mm、幅約2mm。冠毛は羽毛状で長さ約11mm。
- 分布・生育地 :
本州(東北地方南部)〜九州(北部) (国外:朝鮮、中国) 山地の木陰
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1997年8月9日 東京都奥多摩 中上・全体2 1983年9月23日 埼玉県秩父 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2017年9月15日 神奈川県箱根 左下・総苞、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
夏の終わり頃から秋にかけて山の木陰で見かけることが多い。
この時期低山地は、残暑が厳しいうえに、夏の花はあらかた終わり、かといって秋の花にもやや早くつい足が遠のいてしまう。
それでも、こんな花がわずかに目を楽しませてくれる。
花をよく見ると、細かく裂けた花冠がお洒落な感じがする。
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