オニアザミ(鬼薊)

Cirsium borealinipponense


オニアザミ1

  • 科名・属名
  • : キク科 アザミ属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの多年草。
     茎は太く斜上し、縮毛が多い。
     根出葉は花時にも枯れず、長楕円形で長さ35〜65cm。羽状に中〜深裂し、裂片の先に刺がある。茎葉の基部は茎を抱く。
     頭花は点頭して2〜3個下向きに咲き、花冠は紅紫色で径4〜5cm。総苞は鐘形で径約4cmで粘り、総苞片は暗紫色で、外片と中片は幅が広い。

  • 分布・生育地

  •  本州(東北地方〜中部地方)
     山地帯〜亜高山帯の草地

  • 花期
  • : 6〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年8月11日 長野県八方尾根
     中 1996年7月8日 福島県西白河郡
     下・花 2004年8月11日 長野県八方尾根

  • 撮影記

  •  オニアザミ(鬼薊)というと、そうでなくとも刺があって触りたくないアザミの中でも刺だらけのアザミを想像するが、他のアザミと比較して刺が多い訳ではない。
     山地系の種類で、夏から秋にかけて高原や亜高山の草地で見かけることが多く、大きい花を下向きに咲かせている。
     アザミは種類ごとの違いがわかりにくく、見かけても真剣に向かい合ってこなかったが、この花はやや高山系ということもあって何ヶ所かで撮影した。

    同じ科の仲間の花
オニアザミ2

花